こんにちは、素材販売サイト、PIXTA(ピクスタ)・fotolia(フォトリア)〈AdobeStock(アドビストック)〉にクリエイター登録している空生 直(ソラオ ナオ)です。
fotoliaはAdobe Stockに買収、統合されました
素材販売サイトでイラストを登録していると、最初のうちは手当たりしだいにイラストを描いて登録していくと思うのですが、だんだんと自分の向き不向きや、手応えを感じる分野が分かってきます。
そんな中、私が手応えを感じたのは『ネガティブイメージ素材』でした。
なので今回は、ネガティブイメージ素材(イラスト)について深く掘り下げてみたいと思います。
ストックイラストの素材を作るうえで、あまり人が描きたがらないものですが、ネガティブイメージ素材には需要があることを知っていただき、これからストックイラストに参入したい、でも何を描けばいいか迷っている方には、ぜひオススメしたいと思います
目次
ネガティブイメージ素材って具体的に何?
〈具体的な例を上げていきたいと思います。〉
・ハラスメント〈セクシャルハラスメント(セクハラ)、パワーハラスメント(パワハラ)、モラルハラスメント(モラハラ)、マタニティハラスメント(マタハラ)など〉
・ブラック企業、ブラックバイトなどの不当労働〈長時間労働、休日出勤、賃金未払い、過労死など〉
・不倫、浮気などの不貞行為
・依存性(アルコール、ギャンブル、買い物、ゲーム課金など)
・押しかけ訪問販売、悪質な勧誘、振り込め詐欺、商材詐欺など
(上、マタハラをイメージした画像)
他にも色々ありますが、きりがないですね(^_^;)
ネガティブイメージ素材とはこれらを表現したイラスト(フォト)のことで、ネガティブイメージは幅が広く、またいろんなパターンに細分化されるので、描けるものはたくさんあると思います。
ほんとにネガティブイメージ素材は売れるの?
まあ、私が「売れるよ~」と言っても、(ほんとかな~?)と思うでしょう。そんな方にはこちらの『PIXTA・fotolia売上枚数ベスト10!(ストックイラスト)』記事を御覧ください。
私が販売している素材の販売枚数ベスト10を紹介したものですが、ほとんどネガティブイメージが占めております。
ストックイラストのジャンルはいろいろありますが、私が手を出した中で、はっきりと需要があると感じています。他にも売れ筋はあると思いますが、他はよく分からないのでもし狙い目があったら教えてほしいな~な~んて(-ω☆)キラリ
(しかし、ストック素材自体が楽して儲かる副業ではございません、簡単に儲かるものではないけどやってみたい方にオススメです。)
どうしてネガティブイメージは初心者にオススメなの?
初心者の方にオススメな理由は3つあります。
まず1つは、
競合がまだ少ないということです。
では、PIXTA(イラストのみ、国内素材のみ)でネガティブイメージを検索してみましょう。(2017/09/28 現在)
【モラハラ】で検索、52件ヒット。
【ブラック企業】で検索、268件ヒット。
【ワンオペ】で検索、1件ヒット。
【不倫】で検索、96件ヒット。
【アルコール依存】で検索、49件ヒット。
少しバラつきがありますが、全体的に少ないです。(ヒットした中にもどんぴしゃりの絵でないものも含まれますし)
ちなみに、競合が多そうなキーワードも検索してみます
【OL セット】で検索、2245件ヒット。
【家族 親子】で検索、21585件ヒット。
【結婚式 花嫁】で検索、2227件ヒット。
うん、すごいな、でもこのキーワードで上位表示できたらすごいよね!あこがれる!
本当なら、自分の描きたいもの描けて売れるのが一番いいですよね。でも、(描いても全然売れない辛さ)が続くと、(ストックイラストしても意味がない、虚しい)気持ちが膨らんで、描かなくなってしまうことにつながります。
でも、(売れるって嬉しい、自分の素材が必要とされると思うと、描いて良かった)という気持ちを味わって欲しいのです。
だから、狙い目があるということを知って欲しいです。(他の狙い目探してもいいですし)
そして競合が多いジャンルは地道に(長い時間かかりますが)やっていくのもいいかなと思います。
2つめは、
ai,epsデータ(保存形式)でなくてもいいからです。
ストックイラストの素材ではIllustrator(Adobeのソフト)で制作された素材が好まれます(拡大しても画質が保たれるため)。
でも、Illustratorお値段高いですよね(現在はオンラインで購入できる(年間と月々払いがある))それに使い方覚えるの大変ですしね。
でも、ネガティブ素材はjpeg,pngデータでも、売れ行きにさほど変化はないと思っています。
実際、私のネガティブイメージの素材もほとんどjpeg,pngデータで作っています。
使用ソフトはCLIP STUDIO PAINTという有料ソフトを使っていますが、無料のお絵かきソフトでもjpeg,pngデータで保存できるので、高いソフトを買わなくてもいい(ペンタブレットはあった方が描きやすいですが)のが良い点です。(なぜ、jpeg,pngデータでいいのかは次の項目で)
これらのソフトでもやっぱり使い方を覚えるのは多少時間はいりますが、Illustratorに比べればだいぶん楽です。
(そういえば、最近タブレットにそのまま専用のペンで絵が描けるものが出ているようですね。これがあれば気軽に描けそうですね)
そして3つめは、
単体でも売れるからです。
基本、イラストはセット売りの方が人気があります。人物の表情セット、乗り物セット、食べ物セット、バナー素材セット、季節素材セットなどです。お得ですからね、セットがあればセット買いますよね。
でもネガティブイメージ素材は単体で買われます、むしろ単体の方がいいんです(理由は後ほど)。
なので、セットで作らなくてもいいので時間がセットほどかかりません。いっぱい作れますね!
数が作れるとそれだけ人の目につき、売れる確率も上がりますね!
『だからネガティブイメージは初心者にオススメなのです!!』
有料素材は誰が買っているの?
今、ネット上は無料素材がいっぱいです。その流れに有料素材は押されています。だんだん売れにくくなっているのではないでしょうか。
TV、ネット、チラシ、広報誌、お店のポップなどでよく無料素材を見かけます。見かけない日はないんじゃないかというほどです。
まあ、無料でも有料と質が同じなら無料使うのが道理です、私でも無料使います(オイ!)。
では、有料素材は誰が使うのでしょうか?
私が考える(憶測ですが)有料素材を購入する人を上げてみます。
○DTPデザイナー、Webデザイナー(沢山素材が必要なので素材を定期購入していたりする)
○Webライター、Webで記事を書く人(記事、コラム用のアイキャッチ画像、差し込み画像に必要)
○会社員(広報担当とか?)
○どうしても必要な素材があり、無料素材を探したがピッタリのがなくて仕方なく有料素材を購入する人
まだ他にもいると思いますが、つまるところ、『仕事で必要な人が買う』のだと思います。
でも、『仕事で必要な人』も、無料素材を探してからという人も多いでしょうね(^_^;)経費削減の世の中ですから。
で、『ネガティブイメージ素材』を誰が買うかというと、主に〈Webライター、Webで記事を書く人〉だと思います。
私が、自分のネガティブイメージ素材を画像検索しても、コラムや記事に使われているのが分かります。
私もブログを運営してみて分かったのですが、Web上にはブログ、記事、コラムが溢れていてまさに戦国時代です。みんなそんな情報を流し見してすごいスピードで飛ばしていきます。目を止めさせるためには、〈アイキャッチ画像〉(記事の先頭部分に表示される画像)が重要です。
ただのアイキャッチ画像ではダメです、内容にあったアイキャッチ画像が必要です。
多くの記事やコラムは、社会、生活の問題、困ったことを取り上げます。(幸せなニュースもありますが、問題提起の方が多いですよね)
そこに『ネガティブイメージ素材』の需要があります。
アイキャッチ画像だけでなく記事の途中にも画像を入れたりします。
(アイキャッチ画像はストックフォトの方が多い印象、イラストは記事の途中の画像に使われる方が多そうですね。)
まだこれから、Webからの情報発信は増えるでしょう、よって『ネガティブイメージ素材』はもっと需要が高まると考えています。
ネガティブイメージを探すアンテナ
私の経験上から、ネガティブイメージを探す良い方法をお伝えします。
それは、『お昼のTVニュース』です。
主要ニュースではなく、長々とパネルで説明しながらやるアレです。
そこは、ネガティブイメージの宝庫です。
例えば〈不倫〉がテーマだったとしましょう、そしたら懇切丁寧に、
(今、流行りの不倫)(不倫のパターン)(不倫時のセリフ)(不倫のその後)(不倫する人の性格)(不倫を発見するアイテム)いろんなことを教えてくれます。
〈不倫〉における色んなネガティブイメージ素材のパターンを教えてくれます、パネルと映像で教えてくれるのでありがたいですね。
あと、やはりニュースで放送されるということは、問題に思って注目している人がいるということで、ニュースのお墨付きをもらったようなものです。
後、お昼だけでなく、夕方6時くらいのニュースでも時々、ヒントになるニュースが流れる時もありますね。
ネガティブイメージ素材を作る時に心がけること
ネガティブイメージ素材は(なぜ、jpeg,pngデータでいいのか)という疑問がありましたね、
〈それは、Webライター、Webで記事を書く人はインストールした素材をそのまま使うからです。〉
DTPデザイナー、Webデザイナーのように画像を加工したりは基本しません。
だから、ネガティブイメージ素材はjpeg,pngデータでよく、なおかつ単体の方が良いのです。
なのでネガティブイメージ素材を作る時は、そのまま貼っても大丈夫な構図で描くのがいいと思います。(画像を希望のサイズに変更するぐらいですぐ使えるように)
私も、当初そういうことを気にしないで描いていたのですが、自分のイラストが使われた記事を見にいくと、ほとんどそのまま貼ってあったので、最初から、そのまま加工せず貼られることを想定して描いたほうがいいなと思いました。
ネガティブイメージには大穴がある
私のネガティブイメージ素材の中にも大穴(ダークホース)の素材があります。
(こちら)
この素材を描いたきっかけは上で述べたように、お昼のニュース番組でした。
(最近目の疲れ、頭痛、肩こりを訴える人が増えている、それはスマホを見る時の姿勢にあった)という内容で、解説の中にスマホを見る時の、ダメな姿勢と良い姿勢の説明があったのです。
それで、目の疲れ・頭痛・肩こりと一緒に姿勢もプラスして4つの素材を作ったのですが、なぜか、姿勢だけがよく売れたのです。(私の素材の中で2位の売上です)
なにが大穴になるか分からないものですね(^_^;)
だからネガティブイメージの中には予想もつかない大穴が眠っていると思います。
そういう大穴を探り当てるの楽しいと思いませんか?
今、あなた、楽しそうと思ったでしょう、、(-ω☆)キラリ
まとめ
長々、説明が多くなってしまいましたね。私のネガティブイメージ素材を思う気持ちがそうさせたのでしょう(なんだそれ!!w)
ぜひ、いろんな所にアンテナをはって、ネガティブイメージの素材作りに挑戦していただけたらなと思います。
なんだか私も、またネガティブイメージ素材を作りたくなってきましたが、それをするとブログが書けなくなるので今はガマンです、、ん~~~ジレンマ。
ではでは~よいストックイラスト(ストックフォト)ライフを~~。
毎度おなじみ売れない素材をご紹介
では、最後に、恒例の売れない素材(でも売れてほしい素材)の紹介です!
こちら
(c)Sorao-N – イラスト素材 PIXTA –
(主婦がマル、バツを出す素材)
人物は競合が多くて、検索上位に上がれず、ほとんど見てもらえない、、ぐすっ
デジタル素材(写真・イラスト・動画)販売サイト
●MotionElements(モーションエレメンツ)
※現在は、動画素材販売の方に力を入れています
●PIXTA(ピクスタ)/ピクスタ株式会社運営 日本のデジタル素材(写真・イラスト・動画)販売サイトでは代表格
●fotolia(フォトリア)・Adobe Stock(アドビストック)/USAの会社 Adobeがfotoliaを買収 Adobe Stockでも同じものが販売されています